COLUMN
10年後のあなたが変わるFP情報
2026.03.30
家計・消費
テーマ:
「共働き世帯のお財布事情はなにが正解?」(2026年3号)

10年後のあなたが変わるFP情報(2026年3号)
こんにちは。FPユニオンLaboの飛田です。
最近、FP相談で20~30代の出産を控えたご夫婦からご相談いただくことが増えています。ご相談の中でよく話題にあがるのが、「お財布の管理って、どうするのがいいのでしょう?」というテーマです。
1990年代ごろから共働き世帯数は専業主婦/夫世帯数を逆転し、2022年では共働き世帯は専業主婦/夫世帯の2.3倍となっています。ただ一言で「共働き世帯」といっても、収入も働き方もさまざまな中で、「お財布の管理」に悩む方は少なくありません。
今回は私の失敗談も織り交ぜながら「共働き世帯の家計管理」をテーマにお伝えいたします。
■このコラムの概要
・共働き世帯の財布管理の方法
・FPの失敗体験
・管理方法を考えるタイミング
共働き世帯の財布管理の方法
家計管理は主に3つのパターンがあります。
①夫婦別々の財布で管理
例えば項目ごとに担当を分担して、残りはそれぞれが管理する方法
「お互いに自由に使えるお金があるので気が楽」というメリットもあれば、
「全体の貯蓄額が見えづらくて少し不安」というデメリットもあります。
このパターンのご家庭のライフプラン相談では、使途不明金が多いことが分かって「なんで貯まっていないの!?」とショックを受けられるお客様もいらっしゃいます。
②すべて一緒の財布で管理
夫婦の収入を一つの財布にまとめ、そこから各自のお小遣いを振り分ける方法
このパターンは、一番お金の流れがわかりやすく、家計の見直しや資産形成の計画が立てやすいです。
しかし、管理をするのがどちらか一方に偏ってしまうと、負担を感じたり、逆に制限されているとストレスがある場合があります。
③一部だけ同じ財布で管理
生活費や固定費等の家族で使うお金を共通のお財布としてそこに各自が振込み、残りは各自で管理する方法
このパターンでは、生活費の共通の費用はお互いにある程度把握しながら、お小遣いは自由に管理ができる、①と②のハイブリッド型のようなイメージです。
FPの失敗体験
わたしの家庭では3つ目のパターンの“ハイブリッド型”で管理をしています。
具体的には、毎月の生活費等の共通の支出をすべて家族共通のクレジットカードで支払い、その請求額を夫婦それぞれの収入割合に応じて入金する。加えて、共同の積立用口座に一定額を積み立てる、という形です。
この方法を採用したのは、お互い仕事上飲み会が多い等、交際費に充てるお金を制限されたくないという気持ちが共通だったこと、残業代等のインセンティブがお小遣いになるのは仕事のモチベーションにつながると感じたこと等が理由で、問題はないと感じていました。
しかし、この方法に至るまで、何度も失敗と調整を繰り返してきました。
というのも、この5年間で、ライフプランやお金の使い方が大きく変わったからです。
まず、結婚当初は、共通口座は1つで、拠出額を半分ずつに設定していました。しかし、妊娠がわかり産休にはいったタイミングで私の収入がガクンと下がりました。毎月の拠出額が収入に対して負担が大きいと感じ、拠出額は年収に応じた割合で設定することにしました。
次に変更したのは、子どもが誕生したときです。子どもの教育資金用に積立用の口座を開設し、生活費の拠出とは別に、こちらにも拠出するようにしました。ここから夫婦の共通口座が2つになりました。
このやり方でしばらくうまくいっていたのですが、子どもの成長とともに、主に子ども関連費や医療費で「クレジットカードで支払いができない」「共通口座(ネット銀行)がつかえない」という問題にあたりました。
最初は金額がさほど大きくなかったので、それぞれのお財布からその都度捻出していたのですが、だんだんと額が増えてきたことから、この年度末でついに「家計を一本化してみよう」という流れになりました。
管理方法を考えるタイミングは?
こうした経験を通して感じるのは、家計管理の方法そのものよりも、「状況に合わせて見直せる状態になっているか」がとても大切だということです。
どの管理方法にも、それぞれの良さがあり、合う・合わないがあります。
そして一度決めた方法であっても、ずっと同じ状態でいられるとは限りません。
ライフプランも同様に、一度作成したシミュレーションを適宜見直していくこと、そして、変化があったタイミングで「これからの期間をどう乗り切るか」を家族で話し合う、そして必要があれば専門家に相談できることが大切だと感じています。
新年度は、生活や働き方に変化が生まれやすい時期でもあります。
もし今のやり方に少しでも違和感があったり、「このままで大丈夫かな」と感じることがあれば、一度家族で話し合ってみるのもひとつかもしれません。
やり方を大きく変える必要はなくても、「家族でお金のことを考える」ということで、これからの安心感が増していくこともあります。
そんなきっかけになればうれしいです。
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