COLUMN
10年後のあなたが変わるFP情報
2017.03.02
かわら版
テーマ:
お役立ち情報かわら版(2017年3月)
2017年3月 かわら版
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FPユニオンLabo お役立ち情報かわら版(2017年3月号)
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【【【【【● あいさつ ●】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】
FPユニオンLabo代表の宮越肇です。
弊社は、単なるセミナーを提供するFP会社ではなく、セミナーに参加された皆さまが、
マネープランを見直すための行動を起こすことを力強く促進することが使命であると考えています。
セミナーをはじめとした、いろいろな機会にお会いできることを楽しみにしております。
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さて、今回のテーマは、「個人型確定拠出年金」です。
2017年1月から個人型確定拠出年金(以下、iDeCo)が、
ほぼすべての現役世代で利用できるようになりました。
愛称もiDeCo(イデコ)と決まりましたね。
昨年末からセミナーの場で、参加者の方から
「iDeCoが始まると聞いたが、自分はできるの?」
「始めた方がいいの?」
などと、よくご質問をいただきます。
組合役員の皆さまからも、「組合員にどのように周知したらよいか?」などのご相談があり、
実際に、iDeCoの活用方法について執筆のご依頼も頂いています。
今後、iDeCoに触れることになる機会はどんどん増えていくのではないでしょうか?
iDeCoは、加入者が自分で毎月一定額を掛金として拠出し、積立しながら運用する年金制度で、
私的年金の1つです。
拠出額は定額ですが、将来の受取額は運用結果次第です。
ここで・・・
「将来の受取額は運用結果次第」と聞くと、どう感じますか?
メリットが本当にあるのだろうか?
と疑問を感じる方もいるかも知れません。
ここから、iDeCoのメリットと注意点を取り上げたいと思います。
(組合員の皆さんの場合に焦点を当てて、まとめています。)
●iDeCoの最大のメリットは、3つの節税
iDeCoの最大の魅力は3つの節税です。
1点目は、掛金が控除となり、所得税と住民税を減らせます。
2点目は、運用利益が非課税となります。
3点目は、受取時にも退職所得控除などの控除を使うことができます。
例えば、掛金の控除について、
組合員(年収500万円/所得税10%、住民税10%)が
毎月12,000円拠出する場合、年間28,800円の節税になります。
受取時の控除は、
一時金で受け取る場合は退職所得控除を、
年金で受け取る場合は公的年金等控除を適用できます。
一時金と年金を併用する事も可能で、
自分にとって有利な方法を選択したいです。
●掛金を決める時のポイント
毎月の掛金は、最低5,000円から1,000円単位で設定する事ができます。
一方、掛金の上限金額は、お勤めの会社が企業年金を導入しているか等に
よって変わります。
企業年金に加入していない会社員と専業主婦(夫)は、毎月23,000円(年間276,000円)が上限に、
公務員や企業年金(確定給付年金)のある会社員は、毎月12,000円(年間144,000円)が上限になります。
ここで、iDeCoの掛金を考える時に注意したい、 重要なポイントがあります。
iDeCoのメリットは、掛金に応じて税金の控除を得られる事でしたが、
積み立てた掛金は、原則60歳まで引出しができません。
また、掛金の変更は1年度(4月~翌年3月まで)に1回まで、
書面による申込みが必要となりますので、「今月は苦しいので 掛金を少なくしよう」
といった調整がしづらい面があります。
後々に手元資金が不足しないように、無理な掛金設定をしないように したいです。
●金融機関と金融商品も自分で選択!
iDeCoをはじめる時には、
最初にiDeCoを申し込む金融機関(銀行、証券会社、保険会社等)を選択します。
金融機関によって「手数料」と「選択できる金融商品」が違いますので、
この「金融機関の選択」も大切なポイントです。
iDeCoに加入すると、さまざま手数料がかかります。
手数料には、iDeCoに関わる国民年金基金連合会、運営管理機関、金融機関の3者に支払うものがあり、
加入時および毎月の口座管理手数料が発生しますが、金融機関に支払う手数料は各社ごとに異なります。
キャンペーンや一定条件を満たす事で無料となる金融機関もありますので、
色々と情報収集をしてみる事をおすすめします。
また、金融商品の違いですが、各金融機関によってそれぞれ
・選べる金融商品の数
・各金融商品のコスト
・コストを差し引いた後の運用成績
が異なりますので、手数料とあわせて金融商品を比べられたらベストですね。
・・・実際には、金融商品をどのように選んで組み合わせれば良いかは
難しく感じる方が多いと思います。
そのような方でも、大丈夫です!
●金融商品の選び方のコツ
金融商品を大きく分類すると、預貯金や保険などの元本保証型と、
運用の結果次第で受取額が変わる投資信託があります。
さらに、投資信託には、国内債券、外国債券、国内株式、外国株式など、
たくさんの種類があります。
それでは、どの金融商品を選ぶべきか?
難しい知識がないとiDeCoをスタートできないかといえば、
そんな事はありません。
手っ取り早く始めたいが、元本割れは避けたいという方は、
元本確保型からはじめてみてはいかがでしょう。
掛金の控除も併せて考えると、単に預貯金に入れておくよりも利回りが見込めます。
せっかくだから、多少リスクを負っても運用したい。
しかし、金融機関で扱っている商品がたくさんあって、
どうやって選べばよいのか悩んでいる方には、バランス型の投資信託をお薦めします。
大きな元本割れを避けやすく、ある程度の運用益も見込めます。
ただし、バランス型と言っても、金融機関によって、安定重視の商品から
成長重視の商品までさまざまありますから、どういう性格の商品なのか、確認することは大切です。
ハイリターンが目的なら、株式に投資する投資信託を選んでも良いでしょう。
この場合、積立て方式ですので、ある程度リスクは緩和されますが、
それでもハイリスクであることを知っておかなければなりません。
FPユニオンLaboでは、確定拠出年金についてのセミナーも行っています。
組合員に(iDeCoを含む)確定拠出年金制度や実践的な考え方を、
伝えていく必要性を感じられている組合の皆さまは、ご相談いただければ幸いです。
組合員の皆さんの可処分所得を増やし、ライフプランを実現するお手伝いができるよう
これからも情報発信させていただきます。
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