COLUMN
10年後のあなたが変わるFP情報
2015.10.27
かわら版
テーマ:
お役立ち情報かわら版(2015年10月)
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~たった5分で読める!~
ユニオンリーダー向けお役立ち情報かわら版(H27年10月号)
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【【【【【● あいさつ ●】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】
久しぶりの発行になってしまいました。
こんにちは!ファイナンシャルプランナーの宮越です。
この情報かわら版10月号は、
半年ぶりの発行になってしまい、本当に反省ですね。
この半年間、以下のことに取り組むことができました!
短期的な業務と、中長期的な業務の双方を同時進行させていたので、
正直、この半年は、本当に忙しい毎日でした・・・苦笑
1)新スタッフ増員(3名)
※年末には、もう1名を増員します。
※募集要項の作成や面接など多くの時間を必要としました。
2)新事務所開設(H27年8月3日から新事務所で業務を開始!)
※今までと変わらず、JR水道橋駅徒歩2分の場所です。
※事務所レイアウトや機器の設置など、多くの労力を費やしました。
3)ホームページをリニューアルしました! http://fpunionlabo.com/
※イメージを刷新しました。力作です!一度、ご覧ください。
※これも多くの労力、時間を費やしました。
4)各種レポートの作成
※若年層の共済推進対策としての重度障害版レポートの作成
※老後に向けたお金を貯めるための(各産別の年金共済も対応可能)レポートの作成
※シンプルライフプランキャッシュフローの90%完成
今後も引き続き、サービス向上を目指します。
皆さんからのご支援のほどよろしくお願いします。
【【【【【● かわら版 ●】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】
さて、半年ぶりの「かわら版」が始まります!
時間のある時でケッコウですからお読みください!
今回は「マッチング拠出制度について」です。
それでは、どうぞ!
この夏、「厚生労働省が、来年度にも第3の企業年金を創設する」
というニュースがありました。
企業年金は今後も多様化が進んでいきそうですが、
組合員のリタイア資金準備を取り巻く環境を考えると・・・
公的年金は、今年の4月に、物価の上昇ほどは支給額が増えない
改定となりました。
これは、マクロ経済スライドと呼ばれる、
物価に比べて支給額が徐々に減っていく仕組みによるもので
長い目でみると大きなインパクトがあります。
また、最盛期には1,900ほど存在していた厚生年金基金ですが、
厚生労働省の発表では、平成27年3月末現在で
存続が決定している基金はわずか20基金に減り、
厚生年金基金に代わる制度として、
最近は、確定拠出年金を取り入れる企業がほとんどのようです。
(厚生労働省の発表では平成27年7月末現在、
20,572社、5,333,000人が企業型確定拠出年金制度を利用。
これは、厚生年金保険加入者の約7人に1人になります。)
確定拠出年金制度は
運用先の金融商品を自ら選ばなければいけない点で
組合員に一定の負担がある一方、
運用益が非課税になる等、メリットの大きな制度です。
国や企業に任せきりでなく、
組合員自身の行動が大切な時代になってきたと言えますね。
ここで、企業型拠出年金制度の中でも
組合員の意思で、さらに制度を活用できる仕組みとして、
平成24年1月から導入された
「マッチング拠出制度」に注目しています。
(マッチング拠出制度は、
確定拠出年金制度の会社負担の掛金にプラスして、
一定条件のもと、従業員負担で掛金を拠出できる制度です。)
例えば・・・
お給料の中から、10,000円を運用に回したとします。
・所得税10%、住民税10%
・運用利率は年5%(いずれも手数料を考慮しない)
の時に、
- a) 証券会社で口座を開いて運用する場合
- b) 確定拠出年金のマッチング拠出制度を利用する場合
で1年後にどうなるか、それぞれ比較してみます。
証券会社で口座を開いて運用する場合・・・
・お給料から所得税や住民税(合計20%)を引かれた後の金額を
運用原資とすると、運用に回るお金は実質8,000円になります。
・1年間の運用利益は8,000円×5%=400円
この利益(400円)に対して20%の税金がかかるので、
手取りの利益は320円です。
→ 10,000円は、1年後に8,320円になります。
マッチング拠出制度を利用した場合・・・
・掛金は全額が所得控除となり非課税です。
そのため、運用に回るお金は実質10,000円になります。
・1年間の運用利益は10,000円×5%=500円
この利益は課税されませんので、手取りの利益は500円となります。
→ 10,000円は、1年後に10,500円になります。
いかがでしょうか?
マッチング拠出制度を利用した方が、2,180円も多い結果となりました。
毎月積み立てていくとすれば、1年間の掛金で26,160円、
10年間の掛金で261,600円となり、大きな差がつきます。
※ この比較では、拠出から1年間に限った計算で、
制度のメリットをイメージしやすいよう、
少々極端な表現をしています。
ここで、確定拠出年金は原則60歳まで
資金の引き出しができませんので、
教育や住宅購入資金を、他にしっかり確保しておく事は
大事なポイントですが、
組合員がマッチング拠出制度を利用できる場合は、
可処分所得の向上につながる手段のひとつとして、
アドバイスされてはいかがでしょうか。
【【【【【● 情熱VOICE ●】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】】
【ユニオンリーダーの横顔に迫る! 情熱VOICE】
某組合の委員長を経験された方からのコメントです。
セミナー終了後、他の場所へ一緒に移動する車中で聞きました。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
- 某労働組合の委員長(今は退任されています)
リーマンショックのとき、委員長を務めました。
当時は、大変な時期でした。
こういうときこそ、可処分所得の向上を目指すべく
組合として何を行うべきか?を役員だけで考えず、執行部、
もっというと職場代表者の方々も巻き込んで一緒に議論しました。
やはり、ライフプランの大切さを啓蒙し、労働組合にて
取り扱っている各種共済を組合員が加入する保障の「メイン化」
にしていくことで、家計ダイエットができる話が浮上しました。
しかし、議論には以下のような様々な意見がありました。
- 反対意見
・保障の見直しとは、個人の判断で行うもの!
・共済の推進より、組合費を引き下げれば良いと思う!
- 賛成意見
・今こそ、労働組合の存在意義を発揮すべき時期で、
家計ダイエットができる術を組合員に伝えていく
ことは意義のある取り組みだと思う!
・組合員にライフプランを啓蒙していくことは、どんな
時代でも大切なこと!
最終的には、組合として各世代向けのセミナーや、
新婚向けのセミナーなどを企画運営することになりました。
委員長を退任した今でも、
セミナーは継続して実施されています。
議論に多くの時間はかかりましたが、ライフプランセミナーを
実施できるようになったポイントは、職場代表者までも巻き込んで
議論をしてきたからだと思います。
組合文化を創造していくためには、役員だけで考えるのではなく、
執行部、そして職場代表者までも巻き込んで議論をしていくことが
大切であると感じています。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
各世代ごとのライフプランセミナーが毎年、継続して実施している
某労働組合さんの話でした。もう7年~8年くらい継続しているのですね!
労働組合の文化を創造していく大切さを感じるお話しでした。
ご感想を頂けたら嬉しいです→ info(a)fpunionlabo.com ※(a)を@に変更
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