COLUMN

10年後のあなたが変わるFP情報

2020.04.13

家計・消費

テーマ:

「新型コロナウイルス感染症を乗り越える!家計を強くする3つのアクション」(2020年4月号)

「新型コロナウイルス感染症を乗り越える!家計を強くする3つのアクション」(2020年4月号)

FPユニオンLabo 10年後のあなたが変わるFP情報2020年4月号

 

 

□■□■□■□ごあいさつ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

 

 

~WEBセミナー・WEB個別相談、大変好評いただいております~
みなさま、こんにちは。FPユニオンLaboの吉上です。

3月以降、時差出勤やテレワークを導入された企業もさらに増え、多くの地域で夜間や週末など不要不急の外出自粛を要請されるようになりましたね。弊社としましても、3月からWEB(Zoom、Skypeなどのテレビ電話)を使用してのセミナー、個別相談を引き続きご提供しております。

おかげさまでWEBセミナーもWEB個別相談も、受講いただいた方々から「思っていた以上に簡単に快適にセミナーが受講できた」「足を運ばずに自宅でFPと個別相談ができて安心できた」「在宅の時間を活かしてお金のことを整理できて有意義だった」とありがたいお言葉を頂戴しております。

事前に通信環境を確認させていただいてからになりますが、WEBセミナーもWEB個別相談もお気軽にご利用いただけます。

また、通常通りのセミナー、対面式の個別相談に関しましては、厚生労働省の感染症対策を目安に適宜判断しながらお引き受けしておりますので、ご希望の際はお気軽にご相談ください。

☟【WEBセミナーはこちらから】☟
https://fpunionlabo.com/contact/seminar.php
※お申し込みの際に、「WEBセミナー希望」とご入力ください。

☟【WEB個別相談はこちらから】☟
https://fpc-labo.com/contact/

WEB個別相談をご希望される方は初回相談料金3,600円(税別)50分にて受け付けております。

※4月中のミニセミナーは中止となりますが、セミナー・個別相談は通常どおり受付しております。

□■□■ 新型コロナウイルス感染症を乗り越える!家計を強くする3つのアクション  ~千葉悠介~■□■□
皆さんこんにちは。FPユニオンLaboの千葉と申します。

図1

簡単に自己紹介をさせていただきますと、私は野村証券で4年以上、個人のお客様への資産運用の営業現場に身を置き、その後、独立系FP事務所で10年以上ファイナンシャルプランナーとしてお客様の相談や他のFPのサポートをおこなってきました。現在はFPユニオンLaboで、FP相談やシステム開発を中心に活動させて頂いています。

今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行はお年寄りから子供まで、全世代が影響を受ける、本当に大変な状況ですが、みんなで乗り越えていきたいですね。
今回お届けするコラムでは、FPとして、働く世代の家計に焦点を当てて考えていきます。
家計の不安がある今だからこそ、自分の支出や家計のことをしっかり考えてみませんか?

 

 

● 街角景気は、リーマンショックを超えた落ち込み

 

 

新型コロナウイルスが与える家計への影響の大きさは、皆さんの立場により様々だと思いますが、世間で働く人の体感をはかるデータに内閣府が毎月公表している「景気ウォッチャー調査」があります。3月時点で、この“街角の体感景気”は2008年の金融危機(リーマンショック)を超える落ち込みとなっており、大変厳しい局面にあることがわかります。

図2

※ 「景気ウォッチャー調査(内閣府)」を基に、(株)FPユニオンLabo作成
※ 全国11地域で景気の動きを身近に観察できる業種・職種から選定された
2,050人へのアンケート調査を基に指数化。
DI:50を超えると景気が良い 50を下回ると景気が悪いことを表します。

働く世代で、収入環境が急変して家計が厳しい状況にある方は、とにかく情報を確認して凌いでいただきたいです。政府が4月7日に決定した緊急経済対策以外にも、多くの自治体で、緊急小口資金の支援(融資)の実施が公表されています。
また、保険契約の内容によっては、契約者貸付による資金の一時引出しが可能な場合があります。保険会社ごとに、新型コロナウイルス感染症の広がりを受けて、貸付金利を軽減・免除(期間限定)している場合もあります。

※ 今後、情報が新しくなる可能性が高いですので、ご自身の地域や取引金融機関で最新の状況をご確認いただければと思います。

● 家計を強くする!3つのアクション

家計が短期的な危機に直面していない方は、今後に備えて収入・支出・投資の3つの視点から考えることをおすすめします。いまの不安は、今後の家計の足腰を強くし、より良い未来に変えるためのチャンスという風に、発想の転換をしてみませんか?

《家計を強くする 3つのアクション》

① 収入
「新型コロナウイルス感染症が終息した時の仕事環境を考えてみる」

新型コロナウイルス感染症への対応でリモートワークの導入が進んで環境が一変した方もいれば、以前と変わらない方もいて、企業(業種)により様々だと思います。しかし全体として、社会が緊急対応のなかで変わるスピードはとても早いと痛感します。将来の収入に関わるポイントとして、これが1~2ヵ月で終わるテーマではない事を考えるとき、将来の仕事環境について今から次のような問いから想像を広げておくことが、将来の家計を変えるかもしれません。
「コロナウイルス感染症が終息した時に、これまでの仕事は元に戻るでしょうか?
それとも、仕事の方法が変わっているでしょうか? 」

② 支出
「新しい家計を把握する」

 

 

自粛の影響により、多くの方は家計の交際費が節約されているのではないでしょうか?
仕事の方法、お子さまの状況、プライベートの過ごし方等、これまでと変わることで、家計支出もこれまでのひと月これくらいという金額がガラッと変わっている可能性があります。支出のポイントとして、早めに、「新しい家計」を把握しましょう。

 

家計の支出にとって、増える項目、減る項目の両方があると思います。
例えば、次の変化は当てはまりますでしょうか?

 

・交際費が減った
・食事は自炊が増えて、外食が減った
・子供の給食がなくなり食費が増えた
・食事で宅配を頼むようになり、食費が変わった
・在宅時間が長くなり、水道光熱費が上がった
・ネットショッピングの時間(購入回数)が増えた

「新しい家計」を把握できた方の次のステップとして、例えば固定費の削減は大切です。不安な心理をバネに重い腰を上げて、ここで家計の固定費(たとえば保険や通信費など)を見直すことができれば、長い目で家計の足腰を強くすることができます。

③ 投資
「自粛で増えた在宅時間を、将来の家計改善のために投資する」

新型コロナウイルス感染症への対応で変わる生活環境をプラスに変える意味で、「在宅時間の前向きな投資」を3つ目のアクションに挙げさせていただきます。

この「在宅時間の投資」の一例として、まさに投資である「資産運用を学ぶ」という方法があります。
新型コロナウイルス感染症が経済活動に与えた影響は、投資の世界にも大きく反映されていて、2009年から上昇が続いていた株式市場は、およそ11年ぶりの分かりやすい下落をしています(3月末までの3ヵ月で、株式指標は日本で約2割安、海外でも先進国で2~3割安、新興国では3割以上安くなっている国もあります)。投資を始めるにあたって、株価が下落していて学ぶ時間もある今は、まさに10年に一度(以上?)の恵まれたタイミングだといえます。

投資を少額ずつおこなう「積立方式」による方法でも良いと思います。最初の一歩として、お勤め先に確定拠出年金制度(DC)がある方は、その内容を見直すことから始めてもメリットが大きいでしょう。

家計に留まらず、世間の新しいサービスを利用して世界を広げる、スキルアップ、健康のための運動を工夫する等、「在宅時間の投資」にはいろいろな切り口があり、ご自身でできることも沢山あるはずです。
ご紹介した3つのアクションを通して家計の足腰を強くして、今回の新型コロナショックを乗り越えていただければと考えております。

※弊社では、専門のFPがセミナーや個別相談(WEB相談)を通して、「家計」「ライフプラン」「資産運用」「保険見直し」「住まい」など様々な分野でサポートさせていただいています。

☟【個別相談はこちらから】☟
https://fpc-labo.com/contact/

▼配信停止やメールアドレスの変更は、こちらからいつでも行えます。
https://q.bmv.jp/bm/p/f/tf.php?id=fpunionlabo

 

CONTACT
お問い合わせ

労働組合の皆様の保険(共済)、住宅購入、資産運用、ライフプランのセミナーはFPユニオンLaboにお任せください。