COLUMN
10年後のあなたが変わるFP情報
2023.11.10
資産管理・運用
テーマ:
「知っておきたい2024年からの新NISA、どう変わる?どう利用する?~初心者編~」(2023年11月号)
FPユニオンLabo 10年後のあなたが変わるFP情報2023年11月号
FPの千葉です。
いま、資産運用で押さえておきたい重要テーマのひとつに2024年からNISA(つみたてNISA)が変わる、というものがあります。
NISA制度、これまでもマイナーチェンジは何度もありましたが、過去一番の大幅変更、それも良くなりますので、新しいNISAの活用方法についてお伝えしていきます。
NISAのテーマで2回に分けてお届けします。
今回は、そもそもNISAが何かがわからない、NISAという言葉はよく耳にするけれど…という方に向けた入門編です。(次回、現在NISAを活用している人に向けたコンテンツをお送りします。)
●そもそもNISAって何?
NISAとは、『投資の利益にかかる税金が非課税になる制度』です。
証券口座で投資をすると、通常は利益に対して20.315%(所得税+住民税)の税金がかかりますが、NISAを開設してその中で投資している部分についてはこれが非課税となり、投資のリターンをまるまる受け取ることができます。
例えば証券会社で証券口座を開設したときに、オプションとして、口座の中でNISAを開設するかを選択できます。NISAを開設した後は、購入や積立を申し込みする際に、NISAを利用するかを選択できるようになります。
(色々と細かな条件はありますので、大まかな流れとしてお読みください。)
よく、「NISAをはじめる」という言葉がありますが、実際には「NISAで何に投資をするか」を選んでスタートになります。
これから資産運用をはじめる人には少しハードルがあるかもしれませんが、NISAは積立のように時間をかけて資産形成を進めていく投資との相性も良く、リターンを底上げを期待できる良い制度です。
●2024年からNISAが変わる
NISAは2014年から始まり、すでに10年間利用されてきた制度ですが、2024年から次の図のように大きく変わることで話題になりました。
2024年からのNISA、大きな変化として次の2つが挙げられます。
①「非課税投資枠」が拡大 … 年間 最大360万円に
これまで、NISAでは年間120万円(トータルで600万円)、つみたてNISAでは40万円(トータルで800万円)が制度上の非課税投資枠の上限でした。このどちらかを選択して利用する必要があったのですが、新しい制度では積立投資枠と成長投資枠の併用できるようになり、合計で年間360万円(トータルで最大1,800万円)の非課税投資枠へと拡大します。
②「非課税期間」が拡大 … 無期限に
これまで、NISAでは投資してから5年間、つみたてNISAでは投資してから20年間の期間の利益が非課税の対象でした。2024年からは「投資から何年間まで」という制限がなくなり(無期限)、長期投資と相性が良い制度になりました。
次回、NISAを利用している方に向けて、現在NISA、つみたてNISAそれぞれ利用している方にとっての変化、その他のポイントをまとめてお送りしたいと思います。
【FPユニオンLaboよりお知らせです】
前回2023年9月号のふるさと納税クイズの当選者3名については、記載いただいていたメール宛に、本日当選メールを送らせていただきます。
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