COLUMN
10年後のあなたが変わるFP情報
2023.08.18
ライフプラン
テーマ:
「注目される留学のメリットと費用のお話し」(2023年8月号)
FPユニオンLabo 10年後のあなたが変わるFP情報2023年8月号
海外への渡航制限がなくなり、コロナ禍では減少気味だった海外留学への注目度も復活してまいりました。
コロナ前は大学生の留学者数が年間10万人超、高校生でも年間4万人を超す年もあり、海外での学びや暮らしを経験したい、経験させたい、ということで一定数の希望数がありました。
子供1人にかける教育費が増える中、留学にかかる費用は少なくありませんが、海外で貴重な経験をさせたいということで惜しまず準備したいという方もいます。
そもそも留学は、渡航先、期間、目的によっても費用は大きく異なります。
興味はあるけれど、留学っていったい何を得られるものなの?実際の費用は?というように、今一つイメージが湧きにくい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回のコラムは留学のメリットと費用について、FPの視点でお話ししてまいります。
留学のメリットとは何があるのでしょうか。
・語学力が身につく
母国語のない地域(母国語が通じない地域or日本語が通じない地域)だからこそ、集中して語学力を磨くことができるのは大きな魅力です
・様々な文化を知り、関わりができる
様々な国の文化慣習に触れることで、幅広い視野を磨くこともできますし、グローバル社会での活躍にもつなげていけます
・将来の選択肢を広げることができる
進学、就職といった人生の選択に留学経験や語学力を役立てたり、それ以外でも夢や目標を見つけるきっかけにすることができます
今はインターネットやSNSによる発信で海外の情報も容易く入手することができるようになりましたが、やはりその国の文化慣習に身をもって触れながら、その国の言葉で交流し理解や学びを深めるという機会で得られる経験とは雲泥の差だと思います。
また、留学先も依然として北米人気が高いですが、韓国などのアジア圏も人気が高まってきています。隣国としての距離の近さ、費用感、韓国は特に文化芸能への人気の高さも相まって、選択する学生も増えてきているのかもしれませんね。
【国(地域別)日本人留学生数】
出典:日本学生支援機構2021(令和3)年度 日本人学生留学状況調査結果より
気になる留学費用の実態
留学とひとくちに言っても、渡航先、留学にかかる期間、語学留学や高校、大学の交換留学、学位取得など様々な形態があります。
様々な留学スタイルがありますが、主な費用には学費、生活費、渡航費、手続き経費などがあり、実際に留学にかかった総費用もこのように幅広です。
留学総費用
出典:日本学生支援機構:海外留学経験者の追跡調査 平成30年度版
弊社がライフプラン相談でシミュレーションを作成する際に、お子様の教育費もヒヤリングします。そこでは日本での義務教育、高等教育を中心に進路を伺いますが、留学をした場合の費用も見込んでシミュレーションを希望する声をいただきます。子ども一人育て上げる教育費の大きさもさることながら、そこに留学費用が発生する場合、家計への負担も飛躍的に大きくなります。
子育ての中でいつかは留学を、と検討される場合、早めに準備を始めること、また不足する分は奨励金、奨学金なども活用するなど、可能な対策への情報収集をしておくこともいざという時に役立ちます。
2013年10月より文部科学省が意欲と能力ある全ての日本の若者が、海外留学に自ら一歩を踏み出す機運を醸成することを目的として留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」を開始しました。政府だけでなく官民共同で、将来社会で活躍できるグローバル人材を育成することを目標に、留学に関するデータの情報発信、奨学金などの支援制度などをホームページでも紹介しています。
【文部科学省】トビタテ!留学JAPAN – その経験が、未来の自信。 (mext.go.jp)
留学というと費用面のハードルの高さを感じる方も多いと思いますが、支援のカタチは昔よりも広がってきています。我が子が留学を望んだ時に、我が家ならどんな準備や対策が活用できるかな、という視点でもぜひ参考にしてみてくださいね。
また、我が家の家計で希望する教育進路や留学なども叶えられるか事前チェックしたいときこそ、FPコーチングLaboのライフプラン相談で教育進路シミュレーションをすることで確認ができます。
気になる方は、ぜひ初回相談からお問い合わせくださいね。
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